禁煙を始めることが出来るか出来ないかの境目
どうも千日です。禁煙を開始してから11週間が経過しました。
今年のバレンタインデーの翌日に禁煙をスタートしましたので、もうすぐ禁煙して3か月になります。それまで煙草を止めたいと思ったことは無かったと言えばウソになります。
これまで、何度か煙草を止めたいと思ったことがありました。
- どんどん煙草の値段が上がってきた。
- どんどん喫煙者に対する風当たりが辛くなってきた。
でもね、だからと言って煙草を止めるというのは良しとしなかったんですよね。値段が高くなっても、自分が払えるなら、煙草代を払えばいいですし、そんなの自分の自由です。
それに、なんか目の敵のようになっている、嫌煙家の態度がいけ好かないというのもありました。
なので、あくまで自分としては煙草を吸い続けたいのだ、という人を止めるつもりはありません。私だって、今のところは禁煙していますけど、例えば「明日死ぬ」ということが分かったら禁煙なんてしません(笑)。
私が今現在禁煙しているのは、おそらく明日は死なないと思っているからです。
今日のエントリーは、禁煙したいなあと思ってるけど、なかなか始められない人に向けてのエントリーです。
3か月続けられたら止められる可能性が50%ある
前回の記事にも書いたのですが、病院の禁煙治療のプログラムを3か月継続することが出来れば、約50%の人が禁煙に成功するという統計結果があります。
半分の確率で煙草を止めることが出来るのであれば、得しかないのです。それまでに煙草を止めようとして失敗した経験がある人にとって、煙草の誘惑とせめぎ合うストレスを負うことは気が進まないかもしれません。
そして、苦労して禁煙できたと思っても、忘れたころに一本吸ったことでまた喫煙の習慣に逆戻りしてしまう。
だから、禁煙を始める気にならないという人も居ます。
しかし、病院の保険治療で処方されるチャンピックスなど薬を飲みながら、医師の指導のもとで禁煙を始めることで、ニコチン切れのイライラを極力抑えながら禁煙を始めることが出来ます。
いわば、禁煙の苦痛に対する麻酔のようなものです。自己流でやる禁煙よりもはるかに少ないストレスで禁煙をスタートできるのです。
ストレスが怖い?どんどん狭くなる肩身
煙草を吸う理由として、ストレスがありますよね。私もそうでした。仕事上のストレスが強いので、それを紛らわすために煙草を吸うのだと思っていました。
しかし、同じ仕事をしている人の中には、タバコを吸わない人も居ます。つまり、同じようにストレスを感じているはずですが、煙草を吸わなくてもやっていけていることの証人ですよね。
もはや煙草はストレスのもとになっている
仕事に関してストレスがあるのは確かですが、実は煙草もまた、多くのストレスを作っているとも言えます。最近は煙草を吸うことが出来る場所も減ってきましたし、そのタイミングも制限されるようになってきました。
つまり、喫煙の習慣を維持していることで、喫煙しない人よりも大きなストレス要素を抱えているということなんです。
本当はストレスを緩和させることを目的としたものだったのに、いつの間にやら煙草そのものがストレスのもとになっている。これは煙草や我々が変わったわけではなくて、喫煙者を取り巻く環境がそういう風に変わってしまったんです。
ストレスフルな仕事をこなすための助けと考えて続けていた習慣が、逆にストレスの発生源となる。自分にとっても、周囲にとっても。これが今の世の流れです。
合法的ないじめの標的になっている
最近、とみに思うのが寛容さの無い世の中になったなということです。
煙草を吸った後の呼気に含まれる発がん物質があるため、ある役所では喫煙後45分間はエレベーターに乗るなということになりました。また、喫煙者の煙草休憩が不公平だということで、喫煙のための離席を認めないとする就業規則を定めるとか。
特に煙草に関しては、何から何までそんな感じで包囲網を狭めてきます。
多分ね、みんなイライラしてるんですよ。そのイライラのはけ口が喫煙者に向かっていて、喫煙者に対しては何をやってもいい、みたいな風潮になっているんだと思いますよ。
こんなことを言うと、いじめられるのかもしれませんが、今の嫌煙家の活動というのはイジメみたいなものです。「イジメられる子にもイジメられる理由があると思いまーす」という子どもの学級会はまさに現代社会の縮図です。
やっぱこの部分が逆に「ぜったい煙草を止めたくない」という理由でしたね、私の場合はですが。
習慣を変えることでお金が貯まることもある
しかしなかには「イヤ、そこまで反骨精神に殉じる気はないよ、でも何となく今まで続けてきた習慣を変えるのがイヤだ…」という人も多いのだと思います。
たとえば、前にお金が貯まりにくい悪習慣として、3つの習慣があるという記事を書きました。
コンビニや自販機
キャッシング
サブスクリプション
お金が貯まらない人の3つの悪習慣~コンビニ、キャッシング、サブスクリプション - 千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える
お金が貯まる人は、つねに自分の習慣を見直そうとします。
- こうすればもっとお金が貯まる。
- こうすればもっと生活コストを減らせる。
- こうすればもっと便利にラクになる。
無意識のうちにそういう思考が発動する習慣を持っています。 例えば…… 自販機で毎朝缶コーヒーを買っている自分に疑問を抱く。
- 缶コーヒーは1本130円だとすると、年間300本買えば、年4万円かかる。
自分でコーヒーをいれて持ち歩けば、もっとお金が節約できるし、自販機やコンビニに立ち寄ることもなくなるんじゃないかと気づくんです。
レギュラーコーヒーの価格はピンキリでも、贅沢を言わなければ400gで800円程度です。水筒1本分に20グラム使うと仮定して、年間消費は12パックで9600円です。
お湯をわかすコストや手間もかかりますが500ml入るから「のどが渇いたのでもう1本」ということもありません。
ランチ代の節約に手作り弁当を作るといった手間に比べれば、日々の習慣に組み込むことはそう難しくありませんよね。
煙草を吸わない新習慣のすすめ
不要な消費行動が習慣化することで塵も積もれば山でお金を失っている、というだけの単純な話ではありません。
何気なく続けてきた習慣に対して疑問を持つことで、新たな価値観が見えてくるということもあると思います。
煙草を止めることで、私の場合はコンビニと自販機を同時に辞めることができました。
コンビニに行くのに掛けていた時間、使っていたおカネを別のことに充てることができるようになっていきます。例えばその時間で本を読んだり、浮いたお金を新しい趣味に使ったり、とかね。
日常の習慣に変化を起こすことでお金が貯まっていくだけでなく、より生活を魅力のあるものに出来ますし、楽しみを増やすことにもつながるかもしれませんよ。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
今日も禁煙継続中です。もうすぐ節目となる3か月=12か月ですが、あまり煙草のことを考えなくなってきました。
それと、それまでは周囲で煙草を吸っている場所(喫煙可の喫茶店や居酒屋)を避けてきたのですが、先週あたりからは、解禁しています。
それまで飲み会などが無かったのが幸いしていますね。また周囲に喫煙者も居ないしお酒を飲む人もいない(妻は下戸)のも幸いしました。
2018年5月2日