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【イタリア旅行記5】旅行先での仲直りの秘訣とイタリアの無料WiFi

イタリア旅行では無料WiFiスポットが使えます

どうも千日です。

旅行先で夫婦喧嘩をして気まずくなってしまったら、その時はリカバリー不可能かのように感じます。
 
今回はレストランで身振り手振りでボーイとコミュニケーションを取り、無料WiFiスポットが使えたことで、何故か仲直り出来たというエピソードです。
 
諦めたらそこでゲームオーバーです。しかし『楽しいはずの旅行なのに…』という先入観が喧嘩によるダメージを増幅させますね。千日もそうでした。
 
旅行本来の楽しみが何かに目を向ければ、突破口は必ず見つかるものです。
  1. 非日常の景色と体験
  2. 遠く離れた現地の人との触れ合い
  3. 未知への冒険
  4. 美味い食事
こちらが何もしなくても団体旅行が提供してくれるのは1まで。良くて2までです。
 
3.冒険の楽しみは自分で創り出さないと出来ません。言葉や経験の通用しない外国では、自分の判断で公共交通機関を使ったり食堂で食事をするだけで冒険です。
 
4.美味い料理は場合にもよると思います。しかし自分で決めたレストランであれば、失敗もまた土産話になります。

旅行での喧嘩でギスギスした空気を一掃する為に

1から4に果敢に挑戦して成功を納めれば良いのです。妻はイタリア語はおろか英語もほぼ話せません。ここは家長である千日の頑張りどころです
 

未知への冒険それは『イタリアでのディナー』

6時ごろ、オープンカフェ形式のレストランに入りました。フィレンツェ旧市街の共和国広場のレストラン『ペセロッソ』です。
ペセロッソのボーイさんです。シブい
イタリア旅行でお世話になったフィレンツェのレストランのベテランボーイ
観光地なら現地語以外に英語のメニューを置いているケースが多いです。英語のメニューでもどんな料理か?それに量は?イマイチわかりません。
 
しばらくメニューとにらめっこです
 
ボーイ『セニョール、そろそろ決まったかい?』 
 
千日『うーん…これとこれと…』

所々解る英語から類推して指差しで下記の料理を注文します。
  • タコと温野菜サラダ
  • 海鮮スパゲッティ
  • 太刀魚のソテー
ボーイ『飲み物は?』 
 
千日『ワイン』 
 
ボーイ『グラス?ボトル?』 
 
千日『グラス』 
 
ボーイ『白(ビアンコ)?赤(ロッソ)?』 
 
千日『白(ビアンコ)』 
 
ボーイ『じゃここから選んで』(メニューのその部分を指します) 
 
千日『じゃコレ』(一番上のやつ)

グラスワイン 白がオーダー出来ました。ボーイもカタコトでのオーダーには慣れたもので上手くリードしてくれます。
 
ボーイ『コースにする?それとも全部一度に持ってくる?』 
 
千日『全部持って来てクレタマエ』 
 
ボーイ『シ、アンタら日本人?』 
 
千日『うん日本人』 
 
ボーイ『アリガト』(妻を見て)『トテモキレイ』

千日『グラッツェ グラッツェ』 
 
妻『グヘヘヘ…』

妻が変な声で笑い出し、テンションが急上昇を始めました。そして料理が運ばれてきます。
 
想像してたのより良い感じです!俄然テンションが上がりました。しかし太刀魚だと思っていたのはどうもカジキマグロだったようです。
 

美味い!

フィレンツェのレストランでオーダーした料理
日本なら太刀魚とマグロを間違えたら失敗でしょうが、ここは外国です。イメージ通りに焼いた魚料理が来た時点で百点満点です。
 
千日『味はどう?ちょっと本気出したらこんなもんだよ』(ドヤ顔) 
 
妻『うん美味しい』(笑顔) 
 
千日『でしょ?私の英語も結構イケるでしょ?』 
 
妻『うん』

本当はボーイさんのトスが素晴らしく目の前に上がったボールをただ打っただけです。はた目にはスマートにオーダーしたように見えたみたいです。
 

意外にも無料だったWiFi

妻『ねえWiFiの電波があるみたい』

千日『ふうん…ホテルに帰ってからでもイイじゃん』 
 
妻『今使いたい、アナタ聞いてみて』 
 
千日『どうせ有料でしょ』 
 
妻『聞いてみてよ、ダメでも良いから』

ダメでも良いならだいぶ気が楽になります。そうです、ここは外国なんですダメでもいいんです
若いボーイさんが追加でオーダーした『生中』を持って来ました。
 
ヤングボーイ『おまちっす』 
 
千日『グラッツェ グラッツェ、ところでWiFi使えるの?』(スマホのWiFi画面を見せます) 
 
ヤングボーイ『あ、ウチのWiFiはこっちじゃ無くてこっちっす。パスワードは店の名前の後にコレっす』

店の名刺にサラサラっと数字を書き込んでくれました
イタリア旅行ではレストランの無料WiFiを上手に利用する
 
千日『いくら?』 
 
ヤングボーイ『無料っす』 
 
千日『グラッツェ グラッツェ』

無料というより席代に含まれているのだと思います。しかし、妻はリアルタイムに撮影した写真などをLINEでお友達に送ったりして上機嫌です。
 
空気以外に無料のものをイタリアにもたらしたインターネットとビルゲイツは偉大です。
 
妻『イタリアのレストランでWiFiが使えるなんてスゴイ!』 
 
千日『でしょ?』(妻の提案ですし、元々はビルゲイツの手柄ですが)

たまたま今回はフィレンツェのカフェを取り上げましたが、ナポリのカプリ島のオープンカフェでもFree WiFiがありました。
 
イタリアで空気以外に無料のものがある。それはWiFiである。
 
もう一つ賢くなりました。そして、気まずくなりかけた旅行を楽しく変えてくれた『ペセロッソ』のボーイさん達とビルゲイツに、この場を借りて感謝感謝。
 

『ペセロッソ』のディナー(大人2人)

二名席料                            6ユーロ
タコと温野菜のサラダ     11ユーロ
海鮮スパゲッティ            13.5ユーロ
カジキマグロのソテー     25ユーロ
生絞りオレンジジュース    4.5ユーロ
グラスワイン 白                 7ユーロ
ビール                                 7ユーロ
合計                                  74ユーロ
 
1ユーロ140円ですので日本円で10,360円ナリでした。日本の倍近い値段ですね。観光地のお値段ですが、どう思うかは人それぞれだと思います。
 
長文にお付き合い頂きありがとうございました。
 

以上、千日のブログでした。