夜のバールにて、ローマの治安とクレジットカード
どうも千日です。
帰国してからぼちぼちと読者登録しているブログを読んでいます。その他には…
- 荷物を解いて洗濯
- 久しぶりの我が家のベッドで少し仮眠
- 欠乏していたうま味成分を補給するために近所の回る寿司屋へ
- 旅の疲れを取るためにスーパー銭湯
これでほぼ疲れはとれました。今日はイタリア旅行のエピソードから、旅行中は書けなかったテーマです。
最後のローマの夜、バールでクレジットガードにまつわるエピソードです。
全ての道はローマに通ず
フィレンツェの夫婦喧嘩から立ち直ってきたものの、妻はやはりたまにキレやすくなってました。
フィレンツェでのディナーの成功からカプリ島の青の洞窟の感動がありましたが、未だ少しピリピリした感じを残しつつイタリア旅行最後の都市ローマに到着しました。
下戸の妻が『今日は飲みたい』
ローマに到着したのは夜7時、今日の夕食と明日の終日は完全な自由行動です。無難に『日本語のメニューあります』なレストランで二人で食事して夜9時。正直少し物足りない感じ。
妻は殆どお酒が飲めませんが、今日はグラスワインを二つオーダーして妻は舐めるように4分の1ほど飲んでいい感じに酔っ払いました。
千日『じゃあ今日はホテルに帰って早めに寝ようか』
妻『今日はもう少し飲みたい』
千日『飲めないでしょ、明日二日酔いになったらもったいないよ』
妻『今日はもう一軒行きたい気分なの!』
千日『もうお金無いよ、15ユーロ位しか無いよ』
妻『カードがあるでしょ』
千日としては、妻と二人の時はいつも一人で飲んでいるので本心としては願ったり叶ったりです。
ローマのBAR(バール)
アフリカ系ボーイ『モチ問題ないっす。外?室内?』
千日『外で』
750mlのボトルワインを注文しました、15ユーロです。アフリカ系ボーイがイタリア語で何か言って来ましたが全くわかりません(^_^)a
今にして思えばこれが間違いでした
ローマのBAR(バール)はこんな感じで店の前の通りにテーブルを置いた形式が多いです。私達が飲んでいるすぐ側を人々が歩いて行きます。
ローマの光と影(貧富の格差)
私達が自撮りでツーショットを撮ろうとしていると、隣のテーブルに座っていた裕福そうな母親、娘、孫の三人連れが向こうからシャッターを押そうと言ってくれました。
街ゆく人々は殆どがヨーロッパ系の人です。団体行動では感じにくかったのですが、ヨーロッパに来ている実感があり、私達のテンションはうなぎ昇りです。
生花やスカーフ、アクセサリーなどの物売りも良くやってきます。ローマには世界中から観光客がやって来ますので。
彼ら物売りの身なりは薄汚れており、物品販売というよりも、物乞いに近い感じです。誰の表情にも笑顔はありません。
テーブルの端から順に両手一杯に持った『商品』を差し出し、目を合わせるとさらに勧めて来ます。
バールで最も安い水でも座って飲むと5ユーロ位します、1ユーロ140円ですから700円です。ローマ市民や観光客にとっては居酒屋のような位置づけのお店でもそうなんです。
水は売店で購入しても500mlペットボトルのものが1ユーロから1.5ユーロです。公衆トイレも有料です、大抵は1ユーロ(140円)です。
日本では当たり前の生活がイタリアでは敷居が高い。バールにいるお客は貧しい移民達にとっては別世界の金持ちなんです。
ローマは華やかな街ですが物乞いの姿が多い
ローマはとても華やかな街です。『ローマの休日』で有名なスペイン広場のブランドショップの前には入りきれずに人々が列を作る、しかしその一方で路上に座り道行く人からの施しを待つ人の姿も多く見られます。
ルイ•ヴィトンの扉の前で順番を待つ買い物客の列
物乞いの姿は本当にしばしば目にするのですが、自撮り棒売りとは違いさすがに彼らを写真に収めるのは気がはばかられました。
貧富の差を目の当たりにする街です
ローマはそういう意味で『暗い街』です、異論はあるでしょうが千日の実感です。
千日『きりがないよ』
妻『かわいそうれしょ!買って』
つぎにやって来た老人から生気の無くなったバラを一輪買いました。
さらに次にやって来る物売りの営業がテーブルのバラを見てさらにしつこさを増して来ました。
妻『うるひゃーい』
妻のろれつが回らなくなって来ましたし、そろそろ潮時です。いつもはグラスの4分の1位の妻がすでに2〜3杯飲んでます。飲み過ぎです。
なぜかカードを断られる千日
千日『お勘定お願いします』(カードを差し出す)なぜかアフリカ系ボーイは困ったように眉を寄せて首を振ります。イタリア語で何か言って、向こうの方を指差しカードを擦る仕草。
どうやら『カード決済は出来ないから、何処かでキャッシングしてこい』という意味のようです。
どうする千日?
今思えばオーダーの時にイタリア語で何か言っていたのを流さずにちゃんと確認しておくべきでした。
妻は一気に酔いが冷めたようです。
千日、この旅行最大のピンチ!
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