格安SIMカードでグローバルにスマートフォンを使いこなす
どうも千日です。格安SIMカードが話題です。イタリア旅行に行った時はあまり気にしてなかったのですが、海外専用のSIMカードがあるのを知ってましたか?
そもそもSIMカードって何?
私もさっきまでそうでした。まず大前提だと思うんです。簡単に説明します。
SIMカードとは
携帯電話の加入者を特定するためのID番号が記録されたICチップが貼り付けられたプラスチック片です。
スマートフォンやタブレット端末で電話会社=キャリアの電波をキャッチして音声通話をしたり、インターネットを利用したりするには、このSIMカードがスマートフォンやタブレット端末に入ってなければ出来ないようになっています。
でないと、タダで電波を使えてしまいますよね。
電話会社=キャリアはデータの受信料をSIMカードの使用者のID番号に紐つけて把握して、料金を請求するんです。
ソフトバンクやdocomo、auでスマホを購入すると、お店でこのSIMカードを差し込んだ状態で渡されるんですね。
SIMロックとSIMロック解除の義務化
じゃ、そのSIMカードを差し替えれば携帯会社を乗り換えまくり?と思うじゃないですか。
そうはいかないんです。SIMロックと言って、各携帯会社は自社の製品には他社のSIMカードは受け付けないような設定にしてたんですよ。ユーザーを囲い込んで、他社に乗り換えられないようにしてたんです。
しかし、それはイカンよという総務省のお達しで2015年5月から販売済みの製品についてSIMロック解除が義務付けられたんです。
これを受けて携帯各社は2015年5月を境としてSIMロック解除の方法を各社のホームページで公開しています。自社にメリットは無いのでCMなんかは打ちません。
NTTドコモのSIMロック解除
2015年5月以降に発売された機種
条件
- 購入から6ヶ月以上経過
- 本人確認
事務手数料
- パソコン申し込みなら無料
- 電話・ドコモショップなら3,000円
2015年4月以前に発売された機種
条件
- 2011年4月以降の特定の機種
- 本人確認
事務手数料
- ドコモショップのみで受付、一律3,000円
ソフトバンクのSIMロック解除
2015年5月以降に発売された機種
条件
- 購入日から181日以降
- 本人確認
事務手数料
- web申し込みなら無料
- ソフトバンクショップなら3,000円
2015年4月以前に発売された機種
条件
- 次の特定の機種のみ BLADE Q+、301F、201HW、009Z、008Z
- 本人確認
事務手数料
- ソフトバンクショップのみで受付、一律3,000円
auのSIMロック解除
2015年5月以降に発売された機種
条件
- 購入から180日以上経過
- 本人確認
事務手数料
- web申し込みなら無料
- auショップなら3,000円
2015年4月以前に発売された機種
2015年4月以前にauから発売された機種には、SIMロック解除出来る機種がありません。例外として4月23日に発売された機種の一部にはロック解除可能な機種があるようです。
携帯ショップに3千円程度の手数料を払えばSIMロック解除できる→格安SIMへ
これによって、今使っているスマホのままで他社への乗り換えが簡単になりました。これを期にして格安SIMカードが世に出てきましたね。
月々僅か1,000円〜2,000円位でスマホが使えるということで注目されていますね。月に5千円の節約になります。
海外旅行でもSIMロック解除のメリット
格安SIMは通信料の安さの反面、やはり通信の安定性という点では少し難があるみたいです。一言で言うと電波が弱い。
普段から使う携帯、スマホを格安SIMに変えるのは少し抵抗が…ありますよね。そもそも、SIMカードの差し換えなんて今までやったことないという人が多数派じゃないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのが海外旅行の時に海外専用のSIMカードを利用するという技です。格安SIMカードだけがSIMロック解除のメリットではありません。
SIMロック解除が義務付けられる前までは、海外でスマホを使おうとすれば海外ローミングか海外専用スマホのレンタルしかありませんでした。
スマホは使わなくてもデータ通信してますので、パケット定額の適用外の海外でうっかり電源を入れると高額な通信料の請求を受けることになります。
海外旅行の間だけ海外専用SIMカードに差し換えておけば、その間は国内キャリアとの関係は無くなります。
- 渡航先の国の携帯電話やスマートフォンをを持っているのと同じになるんです。
- そして、コスト面ではローミングよりも遥かに安いというメリットがあります。
海外専用の格安SIMカードは日本で買って海外で差し換える
唯一の条件は…
SIMロックがかかっていないスマートフォン又は携帯電話です。
例えば
- SIMロックを解除したスマートフォン又は携帯電話
- アップルショップで購入したSIMロックフリーのiPhone
- 感動した風景の写真や動画のシェア
- LINEやTwitter、FacebookなどのSNS
- 自分のスマホに入れたアプリ
これらを、日本で使うのと同じように使うことが出来ます。まさにアップルのCMみたいな使い方がストレス無く出来るんです。
加えて渡航先の国の電話番号が手に入り、通話も渡航先の国の電話として利用出来ます。もちろん日本との通話は国際通話になりますが、国内キャリアの海外ローミングよりも安いです。
そして、海外で使えるSIMカードは日本で手に入ります。
モベル(mobell)
いい時代になりましたね
千日がイタリア旅行に行った時にはSIMロック解除出来るiPhoneでは無かったので、知っていても不可能でした。
しかし、この前妻がアップルショップで購入したiPhone 6sはSIMフリーです。また、海外旅行に行く機会にはレポートしたいと思います。