禁煙治療は12週間が基本で最後まで治療すると成功率は49.1%
どうも千日です。禁煙を開始してから10週間が経過しました。
わりと続いているんじゃないかなと思います。ちなみに通院して禁煙治療している人の禁煙成功率は約半分だそうです。
ニコチン依存症管理課算定保険医療機関における禁煙成功率の実施調査(平成21年度)より作成
この調査での禁煙の成功は、治療終了時に 4 週間禁煙または 1 週間禁煙を達成し、かつそれ以降、9 か月後調査までの期間、1 本も吸わずに禁煙を継続できた人。または治療 中断時に禁煙し、かつそれ以降 9 か月後調査までの期間、1 本も吸わずに 禁煙を継続している人です。
9カ月ですから、ほぼ治療によって禁煙に成功した人といっていいと思います。
禁煙治療は12週間(3か月)が基本
健康保険によるチャンピックスを服用して禁煙する場合、12週間に5回通院します。
チャンピックスはニコチンよりも少量のドーパミンを放出させてイライラなどの離脱症状を軽くし、禁煙中に煙草を吸ってしまったときの『美味しい』という満足感を感じにくくする薬です。
禁煙開始の1週間前からチャンピックスを服用し始めて、8日目から禁煙し、徐々に服用量を増やしながら合計12週間服用を続けることになります。
この間に、
- チャンピックスの処方
- 息に含まれる一酸化炭素濃度の測定
- 医師からのアドバイス
を受けるために5回通院するんです。初回、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後となっています。
それまでの間に喫煙を再開してしまう人もいますし、来なくなっちゃう人も居るわけですね。
冒頭の調査結果の49.1%というのは、この5回(3か月)の通院をクリアした勇者が9か月後もまだ禁煙しているということですから、スタートしてから1年の禁煙に成功しているということになるのです。エッヘン。
というのは、受け売りなんですよね。
私は医師の指導による禁煙治療ではなくて完全に自己流でやってますので。これはお尻のデキモノ(粉瘤)を手術で摘出した病院のポスターに書いていることの受け売りですアハハ。
ここのところ、毎日ガーゼの交換のために病院に通っているので、禁煙手帳とか色々貰って熟読してます。そこで禁煙1週目から今までの振り返りとチャンピックスで禁煙治療をする場合の注意点についてまとめておこうと思います。
禁煙治療1~2週目チャンピックス服用開始
- 始めの一週間は喫煙を止めずチャンピックスを飲み、自然に煙草を吸わなくなった場合は8日目を待たずに禁煙に入る。
- チャンピックスを飲み始めると吐き気がする場合があります。我慢せずに医師に相談しましょう。
- チャンピックスを服用していてもイライラする場合は深呼吸したり水を飲んだり、ガムをかんだりしてやり過ごしましょう。
ということらしいですね。
私の場合は禁煙2週間の離脱症状~タバコを吸ってしまう白昼夢を見た - 人生やりたいことリストの旅に書いているように、煙草を吸う白昼夢を見たりと結構タイヘンな時期でした。
なので禁煙スタートして1週間の心境~夫が妻に隠れてタバコを吸うことの知られざる弊害 - 人生やりたいことリストの旅のように、隠れて煙草を吸ってしまう人も多いんだろうと思います。
私は急に思い立って禁煙をスタートしました。そのときのことはこちらに書いています。
なので、病院で薬を処方してもらいながらスタートする場合は、私のようなキツイ思いをしなくても、最初の重い離脱症状をクリアできると思います。言ってみればチャンピックスは、手術のときの麻酔にあたるものです。
副作用がありますが、ニコチン中毒の離脱症状の苦痛を和らげてもらえるので、医師の指導のもとでスタートするのはオススメです。
禁煙治療3週目~6週目は最もつらい時期を乗り越えた中だるみ時期
- 禁煙が続けられるか?と考えると不安になるので、今日一日は吸わないという気楽な気持ちで続けましょう。
- 煙草を吸わない自信が無いうちは、なるべく飲みにいかない方がいいです。吸いたくなったときは氷を口にするなどして対処しましょう。
一番辛い時期を乗り越えると、変化を感じられるようになってきます。私の場合は、味覚が鋭くなって缶コーヒーが止められたという副産物がありました。
他に一般的な禁煙の効果を列挙しましょう。
- 咳や痰が減る。
- 呼吸が楽になる。
- 息切れしにくくなる。
- 目覚めがさわやかになる。
- 肩こりが無くなる。
- 食べ物の味が良く分かり、美味しく感じる。
- 胃の調子が良くなり、食欲が出てくる。
- 肌の調子がよくなる。
- 口臭がしなくなる。
- 声が出やすくなる。
- 歯磨きのときの吐き気が無くなる。
- 衣服や部屋が煙草臭くなくなる。
- 煙草のお金を節約できる。
- やれば出来るという自信。
- 他人に不快感を与える心配がなくなる。
- 火災の心配が減る。
それでも、たまに吸いたくなる波が来ることがあります。中だるみの恐いもの見たさみたいなものです。
そういう時には煙草と肺ガンの因果関係やコンビニに行かなくなりお金が貯まるなど禁煙の効果を思い出したり、してなんとかやりすごしました。また、独身の方であれば喫煙者だと結婚対象から外れる、喫煙者だと知ったら冷めるというホンネというデータも心に刻んておくと良いと思います。
禁煙の代わりに色んな気分転換を図るのも良いことですよ。禁煙6週目の平日にお花見→ケーキ→焼肉の欲望フルコースやってきたなんてこともやってみました。
禁煙治療7週目~10週目は『一本だけ』の誘惑に注意!
一か月半から2か月の禁煙に成功している時期ですね。自信もついてきているのですが、この時期に多い問題は以下のようなものです。
- 体重が増えます。私は2キロくらい増えました。胃腸の調子や味覚が改善されて食べすぎてしまうのが原因です。禁煙に慣れてきたら、キャンデーを止めたり、運動をしたり、徐々に減量していくのがいいです。
- また、吸いたいキモチは小さくなりますが、やはり残ります。しかし残ったといってもずっと小さくなっていきますので、焦らず今まで通り対処していきましょう。
やはり、先は長いなということを実感するようになりました。
しかし無駄ということは無いのですよね。
この時期に注意したいのは…
禁煙できたのだから一本くらい吸っても大丈夫だろう。
とつい吸ってしまうことです。この1本によって禁煙前の状態に戻ってしまうことは、実際過去にも経験しました。
『一本だけ』は止めましょう!
禁煙治療11週目~12週目で保険治療としてはゴールです
今がちょうどこの時期です。もうすぐ3か月で、ここまで来れたら約半分の成功率でその後も禁煙し続けられるんです。
継続のためのポイントは以下のとおりです。
- 『一本くらい』と思って吸わないということを肝に銘ずる。
- 禁煙の理由や禁煙中の努力を思い出す。
- 禁煙の効果を考えてみる。
- 自分で実感している喫煙の害を思い出す。
- 万一再び煙草を吸ってしまっても、またすぐに禁煙する。
一度でも吸ってしまうと、もう意味が無いと思ってしまって禁煙を止めてしまうケースが多いです。でも、1本だけならまだ引き返せるんですよね。身体への影響もほとんどないです。
道は長いです。躓いても、また立ち上がって歩いていけばいいんだ、という長いスパンで見ていくのが良いんだと思います。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
今日も禁煙継続中です。本当はこの禁煙ネタは毎週水曜日に更新すべきなんですけど、『忘れていました。』
この忘れてたっていう感覚は、最近になってからのものですね。それまでは、だいたい毎日どこかで煙草のことを考えていて、禁煙しているというこころの張りがありました。
忘れていたというのは、煙草が無いということがどんどん自分の中で自然なことになってきている、ということだと思います。この調子で続けていきたいですね。
2018年4月27日